筑波大学出張講義
04.09.30
1年次の「産業社会と人間」の指導内容の一つとして、筑波大学から4先生をお迎えして出張講義が行われました。この授業は、研究者として一線の活躍をされる先生方がご自分の研究テーマを語ると共に、特に高校生の頃、進路についてどのように思い悩み、どのような曲折を経て、今日の研究者への道に歩まれたかを語っていただくことによって、1年次生の進路意識の形成に示唆を与えていただこうとするものです。大学と附属学校との連携の一つとして、筑波大学農林学系の先生方に絶大なご協力をいただいております。
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<1年A組>増田 美砂 助教授(林政学) 増田先生は、インドネシアや西アフリカを研究フィールドにして、森林の育成に関する研究をされている先生です。スライドを使って、ご自分の研究テーマを楽しく話して下さいました。 | |
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<1年B組>大澤 良 助教授(植物遺伝育種学) 大澤先生は、高校時代・大学時代になにを考えたのか、なぜ農業研究者になったのか、そして、今は、どういうことを研究しているかを話して下さいました。そして、「若者よ農学を目指せ。若者よ生物を、そして農業を愛せ、若者よきちんと食べよう、自分の食べ物に責任を持とう」と結んで下さいました。 | |
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<1年C組>坪井 伸広 教授(農業経済学) 坪井先生は、農協、ネパールの農業開発、農業金融の研究機関、農水省からのハンガリー出向など多彩なキャリアを通じて形成された学問と人生哲学を滋味深く話して下さいました。 | |
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<1年D組>丸山 幸夫 教授(作物生産学) 丸山先生は、長く農林省の研究所でイネの生理生態と栽培技術を研究されてきました。生まれ故郷の長野県の農村の生活から現在の研究テーマに到るまでを終始にこやかな笑顔で語っていただきました。 |
終わって、先生方は、一様に「時間が足りない」とおっしゃるほどに熱のこもったご講義をいただきました。生徒達も、熱心に大学の先生方の講義に聴き入って、それぞれに感じるものがあったようです。附属高校ならばこその高大連携授業です。